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双極性障害(躁うつ病)に関する説明

双極性障害(躁うつ病)

双極性障害(躁うつ病)【概要】

  • 双極性障害(躁うつ病)とはうつ状態と躁状態が交互にでる症状のこと。
  • 双極性障害(躁うつ病)の原因は「環境」「体調」「遺伝」にある。
  • 双極性障害(躁うつ病)は社会的信用や人間関係を損う危険性がある。

双極性障害(躁うつ病)とは気分がうつ状態と躁状態を繰り返す症状のことを言います。双極性障害は双極型気分障害とも言いますが、以前は躁うつ病と呼ばれていました。

躁うつ病は精神病のひとつと認識されていましたが、近年になって精神機能の疾患というよりは主に感情や気分における障害という判断がなされ、精神病と区別して気分障害という分類の中の双極性障害という名称に変更されました。

双極性障害はうつ状態と躁状態という真逆の態度を繰り返すことから、他人には理解されにくく社会的信用や人間関係といった人生基盤を損う危険性があります。また、一度発症すると再発しやすく、うつ状態の時には自殺の危険が高くなるので注意が必要です。

双極性障害(躁うつ病)の症状

双極性障害は気分が躁状態とうつ状態が交互にでる障害ですが、症状の特徴は「感情面」「思考面」「行動面」「身体面」に分けることができます。

双極性障害における「感情面」の症状

うつ状態の時は元気が無く、楽しいことを楽しいと感じなくなります。躁状態の時は快活で健康に満あふれていると感じる状態になります。

双極性障害における「思考面」の症状

うつ状態の時は集中力や決断力が無くなり、全てをマイナスの方向に考えがちになります。躁状態の時は頭の回転が早くなり、自分に過剰な自信を持ったり誇大妄想をもつこともあります。

双極性障害における「行動面」の症状

うつ状態の時は何もやる気がせず、全般的な活動が低下します。話のテンポが遅くなり声も小さくなることがあります。躁状態の時は行動的になり、多額の浪費をするなど抑制が欠如しやすくなります。話のテンポも早くなり、声も大きくなる傾向があります。

双極性障害における「身体面」の症状

うつ状態の時は不眠症のような状態になり、食欲が低下もしくは過食気味になります。また体調が悪く、性欲も低下します。躁状態の時は、自覚が無いものの睡眠時間が短くなったり、食欲や性欲が向上する傾向があります。

双極性障害(躁うつ病)の原因

双極性障害の原因には主に「環境」「体調」「遺伝」の3つが絡み合っていると考えられています。

職場や家庭環境おいて過度のストレスを感じていたり、睡眠不足や栄養不足で体力が落ちている時などに双極性障害になる傾向があります。これは双極性障害だけでなく気分障害全般に言えることです。

双極性障害と遺伝の関係性は明確になっていませんが、第一度親族内での発症率が10~20%と比較的高いことから何かしらの遺伝的作用が指摘されています。双極性障害は脳や神経伝達に問題があると推測されることから体質的な遺伝が関係しているという考え方もあります。

双極性障害(躁うつ病)の治療

双極性障害の治療は症状の改善とともに再発の防止を目的として行われます。治療方法としては基本的に薬物治療になります。症状が重い場合は薬物療法と併用して心理・社会的な治療などを行うこともあります。

各治療の概要は次の通りです。

薬物治療

双極性障害の治療を行う上での基本となります。炭酸リチウム、バルプロ酸ナトリウム、カルバマゼピンといった気分安定薬という薬が一般的に使用されます。

メインは炭酸リチウムで躁状態とうつ状態の改善、予防、そして自殺予防の効果が期待できます。ただし、炭酸リチウムは副作用が強いというデメリットがあります。

炭酸リチウムの副作用としては手の震え、下痢、食欲不振、多尿などの症状がでます。また意識がもうろうとするなど中毒症状が出る場合もあります。

認知療法

認知療法とは一種の精神カウンセリングです。双極性障害の知識や薬の作用等の理解を深め、症状の対処法を学ぶ療法です。

認知療法は双極性障害の症状がひどい場合にはあまり意味を成しませんが、回復期には効果的で再発防止にも役立つと言われます。

電気ショック療法

電撃けいれん療法とも言われる治療法です。体に電流を流すことで人工的に痙攣をおこし症状を改善させる治療です。

薬物治療が行えなかったり効果がない場合に実施が検討されます。見た目ほど危険ではなく、即効性も期待できる治療法ですが、不整脈や記憶障害など副作用の可能性がある他、倫理的な面で反対する医師も多い治療法です。

対人関係社会リズム療法 (IPSRT)

対人や生活環境のおけるストレスを軽減するためのカウンセリング療法である「対人関係療法(IPT)」と生活リズムを改善することを目的とする「生活リズム療法(SRM)」を組み合わせた治療法です。

対人と生活リズムという双極性障害の大きな要因となっている環境を改善することで、症状の改善や再発を防止する治療です。

双極性障害(躁うつ病)に効果があると思われる食品成分

双極性障害(躁うつ病)に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。

□双極性障害(躁うつ病)に効果があると思われるリチウムを含む食品
にしん(ニシン) / 煮干し / 唐辛子(とうがらし) / あさり(浅蜊) / 青海苔 / ひじき / ・・・もっと見る
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