キャベツ
キャベツ【概要】
キャベツは品種が多く、一年中流通しています。主なキャベツの種類を大別すると色が白く、巻きがかたい冬キャベツと、線が濃く、葉がやわらかくて巻きがゆるやかな春キャベツがあります。
キャベツは風味にクセがないのでいろいろな料理に使われ、加熱調理するとカサが減りたくさん食べられます。
キャベツの栄養成分と効果・効能
キャベツはビタミンCをはじめ、ビタミンK、葉酸、カリウム、カルシウム、食物繊維などを含みます。
キャベツはビタミンUという、胃潰瘍を抑制する成分を含みます。キャベツのしぼり汁が、胃潰瘍の治療に効果があることがわかり、研究された結果、胃潰瘍の薬が開発されたことは有名な話です。
ほかに、キャベツには肝臓の機能を改善したり、解毒作用を補助すると言われたり、白血球数を増やして免疫力を高めるといった、動物実験の結果もあります。
キャベツは癌(がん)に効果的な食品
アメリカ国立がん研究所が、がん予防の観点から作成した 「デザイナーズフーズ・ピラミッド」では、キャベツがにんにくやしょうがとともに、重要性がもっとも高い食品に分類されています。
キャベツの民間療法
ヨーロッパではキャベツが古くから薬として利用されてきました。古代ギリシャでは、母乳の出がよくなると言われ、出産前の女性にすすめられていたそうです。
ローマ時代にはキャベツが二日酔いの解消に用いられたそうです。フランスでは痛みをやわらげるために、キャベツの葉を温め、温湿布として利用することもあるそうです。
キャベツの選び方
冬キャベツは葉がしっかり巻いて、ずっしり重いもの、春キャベツは巻きがゆるやかで軽いものがよいです。どちらも、切り口が新鮮なものを選びましょう。
キャベツに含まれる健康成分
キャベツに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。