高麗人参
高麗人参【概要】
高麗人参(朝鮮人参)は、ウコギ科と呼ばれる多年草の根っこを乾燥させたものをいう。
高麗人参自体が生薬で、東洋で2000年以上も前から使用され続けている滋養強壮剤として、日本でも漢方薬として使用されており、多くの有効成分を有した代表的な食物である。
同じウコギ科の多年草、田上人参にも高麗人参とほぼ同じ効用があると言われる。
高麗人参の有効成分と効能・効果
高麗人参の多様な効能は、その成分であるジンセノサイド(サポニンの一種)やビタミン、ミネラルが統合的に作用するためと考えられている。
自己の免疫力を高め、肉体的、精神的な疲労を回復させれば体に活力が生まれ、体に起こるさまざまな異常が正常な状態に戻っていくという好循環が生まれるのだろう。
さらに高麗人参を蒸し、熱風乾燥して作った「紅参」には、強い抗ガン作用があるという報告もある。
サポニン以外にもアミノ酸、ペプチドグルカンなどが含まれ、効果を発揮している。例えばアミノ酸の一種アルギニンは血管拡張の伝達物質の生成を高める働きをする。
高麗人参の摂取方法
高麗人参は、煎じて飲むのが一番効果的とされている。滋養強壮には1日1.5~5gが適量。ほかにも手軽なお茶、顆粒、ドリンク剤などがある。
高麗人参の副作用・注意点
高麗人参は漢方薬として使われるほどの効能があるということは、その用法の注意や摂取量などはきちんと守る必要がある。
以下のような場合は必ず専門家の指示の元利用するべきである。
1.腎臓障害で尿量の減少、むくみがある
2.風邪などで熟がある
3.長期間の摂取により、不眠、動博、血圧上昇、頭痛がある
4.高血圧によるめまい、のぼせがある
※多量の摂取により脳出血を起こす危険がある
高麗人参に含まれる健康成分
高麗人参に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。