田七人参(三七人参)
田七人参(三七人参)【概要】
田七人参(三七人参)は高麗ニンジンと同じウコギ科の植物だが、生薬となる根の部分は高麗ニンジンと違って3~5cm程度と短く、丸いのが特徴だ。
種をまいてから収穫までに3~7年かかり、さらに生薬とするために掘り起こした根を使う。手間暇かかることから、古くから「金不換」(金にも換えが
たい)といわれるほど貴重なものとされてきた。
田七人参(三七人参)には根をそのまま乾燥させた「生田七」とミツロウで処理して保存性を高めた「熱田七」の2種類がある。
田七人参(三七人参)に含まれる有効成分と効能・効果
田七人参(三七人参)には、高麗ニンジンにもみられるジンセノサイドのはか、デンシチン、サポニン配糖体、有機ゲルマニウムなどが含まれている。
特にアミノ酸の一種であるデンシチンは田七人参(三七人参)に特有の成分だ。
デンシチンには、止血や痛み止めの作用があり、外傷だけでなく胃潰瘍などの内臓の出血にも効果がある。
また田七人参(三七人参)の主要成分であるサポニン配糖体は、高麗ニンジンに含まれるニンジンサポニンと類似しており、血中のコレステロール値を低下させ、血液の流れを良くする働きがある。血流改善により、高血圧、心臓病などの予防にも効果がある。
さらに免疫力を高めるとともに、強い抗ガン作用があることもわかっており、これには、田七人参(三七人参)に含まれる有機ゲルマニウムとの相乗効果が考えられている。
ウイルス感染を防ぐため、細胞ではインターフェロンという物質が絶えず作られているのだが、有機ゲルマニウムには、このインターフェロンを誘発する作用があるといわれている。それがガンにも効果を発揮すると考えられているのだ。
ほかにも肝細胞を再生する作用があり、飲酒による肝機能低下が気になる人にも効果があるようだ。
田七人参(三七人参)の食べ方・摂取方法
田七人参(三七人参)は健康食品やサプリメント、漢方などで摂取するのが一般的です。
田七人参(三七人参)のサプリメントには、粉状、粒状、エキスを抽出したものなどがある。
健康維持のためなら、生薬成分として1日2~5gを目安に、数回に分けて飲むと効果的だ。
また田七人参(三七人参)はティーバッグタイプのものもあり、お茶として飲むこともできる。
田七人参(三七人参)に含まれる健康成分
田七人参(三七人参)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。