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カワラケツメイに関する説明

カワラケツメイ

カワラケツメイ【概要】

  • カワラケツメイを焙じたものに豆茶、洗茶、浜茶、弘法茶がある。
  • テインを含まないので興奮作用がない。
  • 便秘やむくみ、消化不良、利尿などに効果的。

カワラケツメイ(河原決明)は北海道以外の原野に自生するマメ科の1年草です。夏秋の頃、黄色の小さな花を咲かせ、草丈は約60cmになります。カワラケツメイは別名、キツネザサ、山扁豆(さんへんず)、野マメと呼ばれます。

カワラケツメイの全草を刻んで焙じたものを、豆茶洗茶浜茶、弘法茶、ねむ茶といいます。弘法茶と言われる所以は、弘法大師が中国より帰国の折、持ち帰ったといわれているためです。昔からお茶代わりに飲まれてきました。

豆茶、浜茶、洗茶の主な成分や効果・効能

豆茶、浜茶、洗茶はカワラケツメイが果実をつけた時期の茎葉を採集して、切って乾燥したものを焙じてお茶にしたものです。

成分としては緑茶に特有の成分「テイン(カフェイン)」を含みませんので、興奮作用はありません。便秘や浮腫、消化不良に効果がある健康茶として利用されます。またカワラケツメイは漢方としても利用されており、利尿に効果があるとして腎臓炎等に用いています。

具体的には次のような効能や効果が期待できます。

  • 疲れ目、ただれ目に効果的。1日3~4回煎じ汁を用いて、洗眼するか、ガーゼなどにしみこませて目にあてる。
  • 利尿薬としてむくみ、腎臓炎に効果が期待できる。
  • 健胃、整腸作用があるため消化不良や便秘などの改善に効果が期待できる。
  • 黄症、熟を下げる効能も期待できる。

民間療法での利用方法

秋、カワラケツメイを果実のついている時に収穫します。カワラケツメイの全草を2~3cmに切り、日陰干しにします。これをほうじてお茶の代用とします。

1日15~20gを煎じて服用します。食前に飲むとより効果的です。洗眼用として用いる場合は濃い目の煎じ汁を作り、利用します。

カワラケツメイに含まれる健康成分

カワラケツメイに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。

□カワラケツメイに含まれる成分(アントラキノン)の効果があると思われるもの
□カワラケツメイに含まれる成分(フラボノール)の効果があると思われるもの
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