胆兪(たんゆ)

胆兪(たんゆ)【概要】

胆兪（たんゆ）は背中にあるツボです。背中の中央からやや下ぐらいの高さで背骨から指2本分のところにあります。ツボは基本的に左右対象なので、胆兪も左右2点あります。

胆兪は足の太陽膀胱経の経絡に属す19番目の経穴です。

胆兪は胆臓の近くあるツボで、名前も「胆臓の疾患を治す」という意味のもと名付けられています。

ということで、胆兪は胆臓に効果的なツボとされています。胆臓が悪くなると、口が乾いたり、口が苦いなどの症状が出ますが、このような時に胆兪のツボが効くと言われます。

胆臓の疾患として代表的なのが胆石ですが、胆石の痛みを抑えるのに胆兪のツボは効果的とされ、治療で用いられます。その他にも、黄疸や胆嚢炎などにも胆兪のツボが効果的と言われることがあります。

▼その他の「背中のツボ」はこちら

胆兪(たんゆ)の [経絡]

足の太陽膀胱経

胆兪(たんゆ)の [場所]

胆兪は背中にあるツボです。頭を前に倒した時にでっぱる首の骨（第七頚椎）から下に数えて10個目の背骨の突起（第10胸椎）の下から、さらに指2本分外側にあります。

胆兪(たんゆ)の [押し方・刺激の仕方]

胆兪は誰かに押してもらうましょう。両手の親指で同時に押します。一人で押すのは少し難しいですが、両手の手の平で脇を掴むようにして親指をツボにあて、気持ちよい感じる強さで5分程度押します。無理な場合はゴルフボールやツボ押し器を使ってみましょう。

■胆兪についてもっと調べる

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