水虫
水虫【概要】
水虫とはカビの一種である白癬菌が、皮膚の一番外側の角質層に寄生することによってかゆみや痛みがおこる病気です。足裏に水虫の症状が出やすいのは、靴を履くために足が蒸れて気温が上がり、白癬菌が繁殖しやすい環境になるからです。また、角質層は外部の刺激から皮膚を守るため、硬く丈夫にできています。そこにいったん白癬菌が棲みついてしまうと薬がなかなか浸透せず、根気よく治療を続けないと水虫を完全に治すことはできません。
気温と湿度がグッと上がる6~7月は、水虫の原因となる白癬菌が元気になる季節です。サンダルやミュールなど素足のファッションが増えたり、プールや温泉など公共の場所に行く機会が多い夏場は、水虫がうつりやすく治りにくい、要注意シーズンです。
虫歯と同様に水虫も放置すればするほど悪化します。水虫は予防と早期発見、早期解決を心がけてください。
水虫の治療のポイント
水虫の基本的な治療のポイントは「清潔に」「治るまで」「根気よく」です。もし水虫になってしまったら以下の点に気をつけましょう。
1.弱酸性の石鹸でやさしく洗う
白癬菌は酸に弱いので、弱酸性の石鹸を使うのがベスト。角質を傷つけると菌が入り込みやすいので、固いタオルや軽石で擦るのは控えてください。
2.薬は患部より広めに塗る
水虫の薬は足裏全体と指の股にまんべんなく塗るようにしましょう。
3.水虫の症状が治まっても治療をやめない
かゆみがひいても水虫は治っていません。皮膚がはがれて入れかわる間、根気よく薬をつけ続けることが大切です。
4.通気性のよい靴を順番に履き替える
同じ靴を履き続けると湿気がこもり白癬菌の温床になります。通気性のよい靴を数足を履き回しましょう。
生命力は強いが感染力は低い白癬菌
いったんうつるとしつこい白癬菌ですが、空気感染や直接接触による感染はほとんどありません。水虫の人が落とした皮膚の垢などが別の人の皮膚に付着することで感染するので、共用のバスマットやスリッパに直接触れないようにしましょう。
あなたの足は大丈夫?水虫チェックリスト
以下の項目にひとつでもあてはまる症状があり、おかしいなと思ったら水虫の疑いがあります。早目に専門医の診断を受けることをおすすめします。
□足の間がふやけて血がにじみ、皮がむけている
□小さな水ぶくれができ、皮がむけている
□足の爪が白くなったり、変色したり、変形したり、崩れやすい
□かゆみがある
□痛みがある
□家族に水虫にかかっている人がいる
□1日8時間以上靴を履く
水虫に効果があると思われる食品成分
水虫に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。
