にんじん（人参）

にんじん（人参）【概要】

にんじん（人参）は生だとクセのあるにおいがありますが、加熱すると甘味が出ます。

にんじん（人参）の栄養成分と効果・効能

にんじん（人参）は杭酸化作用の強いカロテンを多く含む緑黄色野菜の代表

にんじん（人参）はモロヘイヤにつぐカロテンの含有量です。カロテンは体内で必要なぶんだけビタミンAにかわり、皮膚を丈夫にしたり、免疫力を高めたり、目を健康に保つのに働きます。

ビタミンAは抗酸化作用が強く、抗がん作用も期待されています。

ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油との相性がいいです。野菜妙めのように油を使った料理に使うと、吸収率が高くなります。

にんじん（人参）の選び方

美味しくて栄養のあるニンジンを選ぶには次のポイントに注意するといいです。

色が濃いものを選ぶ

いくつかのにんじんを比べると意外に色の濃淡に違いがあるのが分かります。

にんじん（人参）は色が濃いものほどカロテンの含有量が多くなっていますので、色が濃いものを選ぶと栄養豊富なニンジンを食べることができます。

細根が縦にまっすぐついている

にんじんをよく見ると表面に細い筋のようなコブが付いているものがあります。これは「細根」と言って根っこの一種です。

一見、病気のように見えますが、逆に元気なにんじんの証拠なのです。

この細根がまっすぐ並んでいるにんじんは、柔らかい良質の土壌で育った時にできる傾向があり、にんじんの実も柔らかくて美味しいとされます。

茎の切り口が黒ずんでいるものは避ける

にんじんの首にあたる茎の切り口が黒ずんでいる時があります。これは収穫から時間が経って古くなっている可能性が高いです。

新鮮がにんじんは黒ずみがありません。切り口が黒ずんでいるものは避けましょう。

ヒゲが生えているものは避ける

にんじんの表面に白いヒゲのようなものが生えている時があります。これはにんじんの根っこです。

このヒゲが生えていると食べられないわけではありませんが、根っこが生えているということは収穫から時間が経っているということです。つまり古いものと言えます。

新鮮なにんじんを選びたい時はヒゲが生えているものは避けましょう。

にんじんは皮をむくべきか、むかないべきか？

一般的ににんじんの有効成分であるカロテンはにんじんの皮に多いとされています。これは過去の「日本食品標準成分表」でそのような結果が出たからと言われています。

しかし、近年の「日本食品標準成分表」では皮も実もそれ程カロテンの含有量に差が無い結果となっています。

これは成分の検査方法が変わったことが原因とされ、近年のものの方が精度が高いと言われています。

つまり、にんじんに限って言えば皮も実もそれ程栄養成分に違いは無いということです。

カロテンはにんじんの色の成分なので、皮も実もそれ程色の違いが無いことを考えれば納得の見解です。

ですので、にんじんの皮をむくか、むかないかは好みで構わないということです。

それよりも、栄養を気にするのであれば前述したように色の濃いにんじんを選ぶようにしましょう。