グァバ
グァバ【概要】
- グァバは血糖値を下げる効果が期待できる。
- ビタミンやポリフェノールなどの栄養成分が豊富。
- グァバ茶やグァバジュースなど健康食品に利用されている。
グァバはアメリカ原産のフトモモ科の亜熱帯性植物で、日本でも沖縄地方で栽培されています。日本でも和名は蕃石榴(バンジロウもしくはバンセキリュウ)と呼ばれています。
グァバの果実は長さ2.5~10cmの球形、倒卵形、西洋なし形のものがあり、ジュース、ジャム、ゼリーとして利用されます。
一方、グァバの乾燥葉は台湾や沖縄では民間療法薬としてグァバ葉をお茶(グァバ茶、パーラ茶)として飲みます。
グァバは栄養価が高い上、血糖値を下げる効能があることで知られ、健康食品などによく利用されています。健康食品ではグァバ茶やグァバジュースなどが有名です。
グアバの主な成分と効能および効果
グァバの果実にはビタミンCやビタミンAが豊富に含まれています。一方、グァバの葉にはビタミンB群が多く含まれ、ビタミンC、ビタミンUも含有されています。また、タンニン、ケルセチン、カロテノイドなど抗酸化作用を持つポリフェノール類が豊富に含まれています。これらグァバのポリフェノール類は高価性が優れているとされ、「グァバ葉ポリフェノール」と呼ばれることがあります。
このグァバ葉ポリフェノールは糖尿病の治療に使われるインシュリンに似た血糖値を下げる効能があると言われます。実際に動物実験で血糖値をある程度降下させたり、ブドウ糖を与えた実験でも急激な血糖値の上昇を抑える効果が確認されています。
また中国、東南アジアではグァバが止痢、胃腸薬として用いられています。これはグァバに含まれるビタミンUによる効能と考えられています。
ビタミンUは正式名を塩化メチルメチオニンスルホニウム(MMSC)といい、ヒナの消化性潰瘍を防止する因子として新鮮なキャベツ汁から発見された成分です。
核酸からの蛋白質合成や粘膜修復作用があるとされており、医薬品として消化性潰瘍に用いられる他、胃腸薬などにも利用されています。
グァバに含まれる健康成分
グァバに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。