口内炎
口内炎【概要】
口の中を清潔にしておかないと、雑菌が増えて口内炎になりやすい。
体が健康なときは、粘膜にも抵抗力があり病気にはならないが、風邪や疲労で栄養状態が悪化して体が衰弱しはじめると、普段から口腔内にある菌が粘膜を侵して炎症や潰瘍を引き起こす。
口内炎ができやすい人は、風邪を引きやすい、偏食しがちである、慢性的な疲労がある、胃腸が弱い、または胃腸病であるといった傾向があり、ビタミンB群が不足していることが多い。
口内炎にはカタル性、アフタ性、ヘルペス性などがあるが、比較的軽い症状のカタル性口内炎がもっとも一般的である。
口の中全体に炎症が起きたり、ところどころが斑点のように赤く腫れるのが特徴で、放っておくと唾液などが増えて口が粘つき、口臭が強くなる。
たいていは放っておいても治る。痛みを和らげるには、市販の軟膏を用いてもいい。
アフタ性口内炎は再発性のもので、唇の内側など可動域に頻繁にできる。歯茎など不動域にできるとヘルペス性口内炎の可能性がある。
これらは体調が悪いときにできやすく、最初は水痛から始まる。かゆみなどの前駆症状が出たら、早めに対処しよう。
口内炎の予防・改善・解消
口内炎の予防には、うがいなどをして口の中を清潔にすることが第一。
歯並びが悪いと口の中が傷つきやすいので、その治療も必要だ。
口内炎が頻繁に出る人は、ビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素が不足している可能性がある。特に、ビタミンB群は積極的に補給したい。
ビタミンB群を多く含むものは、レバー、牛乳、鶏卵、魚など。
食生活が不規則な人やアレルギーがある人は、サプリメントで補えばよいだろう。ビタミンB群は、体にエネルギーを供給するのに必要な成分なので、風邪や疲労、体力低下が原因の口内炎にも効果的だ。
また、粘膜を丈夫にするビタミンAも摂るようにしたい。
疲労やストレスが原因で口内炎が起きることもあるので、十分に休息し、口内炎の微候があったら早めに対処しよう。
口内炎ができてしまったら、熟いもの、辛いもの、酸っぱいものなど刺激物は避けること。また、タバコも控えめに。
口内炎に効果があると思われる食品成分
口内炎に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。