玉ねぎ
玉ねぎ【概要】
玉ねぎはいくつか種類がありますが、大きく分けて黄玉ねぎと新玉ねぎが代表的な玉ねぎの種類です。
一年を通じて出回っているものは黄玉ねぎという品種で、辛味が強く、長期保存できます。初夏の新玉ねぎは水分が多くてやわらかく、甘味が強くなっています。
新玉ねぎや紫玉ねぎは、甘味が強いので生食用として利用されます。
玉ねぎの栄養成分と効果・効能
玉ねぎは血液サラサラ効果で知られる
玉ねぎは野菜のなかではエネルギーが多く含まれています。ビタミンやミネラル、食物繊維は少ないのですが、「玉ねぎを食べていれば病気知らず」という説が出るくらい健康によい野菜と言われています。
これは、玉ねぎに含まれる硫化アリルのおかげです。生の玉ねぎを切ったときに涙が出るのは、辛味成分である硫化アリルが目の粘膜を刺激するためです。
硫化アリルは、血液をかたまりにくくして血栓をできにくくしたり、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らしてHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす働きがあるので、動脈硬化を予防すると考えられています。
ほかに、玉ねぎには胃潰瘍や胃がんの原因となるピロリ菌を殺したり、血糖値の上昇を抑制したり、血圧を安定させるといった効果・効能もあります。
玉ねぎの料理方法・調理ポイント
玉ねぎを生で食べる場合は、サラダや添え物に使います。水に数分さらすと辛味やにおいが和らぎます。
玉ねぎにじっくりと熟を通すと甘味が出るので、料理の味に奥行きが出ます。そのため、妙め物、煮込み料理、煮物、揚げ物、みそ汁の具、ハンバーグやコロッケの具など、幅広い料理で利用されます。
玉ねぎの選び方
黄玉ねぎは、皮が乾いていて透明感とツヤがあり、持って重いものを選びましょう。
玉ねぎに含まれる健康成分
玉ねぎに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。