マカ
マカ【概要】
マカは、アンデスの高地で栽培される宿根性植物で、昔から球根状の根を薬用や食用として利用してきた。
約2000年前のプレインカの時代からアンデス地方一帯で栽培されていたが、同じアンデス産の農作物の中でももっとも高い栄養価を誇っていることから、今でも貴重な産品に数えられている。
マカの有効成分と効果・効能
マカの栄養成分としては炭水化物、プロテイン、食物繊維、脂肪などがあり、大量の必須アミノ酸をはじめ、鉄分、カルシウム、リノール酸、パルミチン酸、オレイン酸といった脂肪酸、さらにステロールも豊富に含んでいる。
なかでもマカはアミノ酸のバランスにすぐれており、体内に必要なアミノ酸をほとんど含んでいる。
こうした栄養素に加えてマカにはアルカロイド、タンニン、サポニンも含有する。また、芳香性の「イソチオシアネート」の含有も確認されている。
さらにマカは「アンデスの高麗ニンジン」とも呼ばれるほど強壮作用に優れる。ホルモンバランスが崩れると体力低下が起こるが、マカは滋養強壮をはじめ、持久力の強化、男性性不能症の改善、また月経サイクルの正常化、更年期障害や慢性的疲労症候群を含む女性ホルモンバランスの調整などに効果がある。
古くよりマカは生殖能力を強化する目的で医学的にも利用されてきたが、その能力については現代科学が実証するところとなっている。
マカはステロールを豊富に含有していることから、ボディービルダーの間ではマカをアナボリックステロイドの代替品として利用することも多い。
ペルーのハーブ医学界では、マカが伝統的な利用法の他に、貧血、結核や胃ガンの治療、さらに記憶力の向上用としても活用されている。
マカの摂取方法
マカは健康食品やサプリメントと摂るのが一般的です。
粉状にすりつぶされた乾燥マカはカプセルに入れられ、アメリカやヨーロッパではスタミナ維持や性機能強化のためのサプリメントとして一般的に販売されている。
マカに含まれる健康成分
マカに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。