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キャッツクローに関する説明

キャッツクロー

キャッツクロー【概要】

  • キャッツクローは有効成分アルカロイドを含む
  • キャッツクローはリウマチや変形関節症に効果的
  • キャッツクローは妊娠中・授乳中の使用は控えた方がよい

キャッツクローとはアマゾン奥地に自生する蔓性一年草のハーブです。葉の付け根に猫の爪のようなトゲがあるのでキャッツクロー(Cat's claw)という名が付いています。

キャッツクローの原産地はペルー、エクアドル、ギアナ、ベネズエラ、グアテマラ、ブラジルといった南米地方ですが、特にペルーが有名です。

これは1995年、ペルーのアマゾンの貧困地帯にこのキャッツクローを植栽するプロジェクト「フジモリ計画」というものがあり、この計画によって人工栽培の技術を開発、世界中でその効果が享受されることとなったためです。

キャッツクローの効能・効果

キャッツクローに期待される効果・効能としては以下のようなものがあります。

●関節炎、関節リウマチ
抗炎症作用
免疫力強化作用
抗酸化作用

キャッツクローはインカ帝国の時代から先住民がリウマチなどの特効薬や赤痢の治療に利用してきました。

現在、キャッツクローはアルカロイドによる複合的な働きやキノビック酸により、炎症的な痛みを伴うリウマチ、神経痛、腰痛関節痛や片頭痛などの”痛み”に作用すると考えられています。

またキャッツクローは、1994年WHOにおいて「内臓に障害を与えず炎症抑制効果がある薬用植物」として認定され、世界的にも認められています。ヨーロッパでは抗炎症薬として医薬品にもなっており、安全性についても確認されている。

国内では抗炎症作用や腰痛、神経痛に対する効果について研究が進められています。

キャッツクローの有効成分

キャッツクローのもっとも代表的な有効成分はアルカロイドです。その他具体的な有効成分は以下の通りです。

●アルカロイド
(イソテロボディン、ミトラフイリン、リンコフイリン、テロボディン、イソリンコフイリン、イソミトラフイリン)
●トリテルペン
(キノビック酸グリコシド)
植物ステロール
(β-シトステロール、スティグマステロール、カンムプステロール)

キャッツクローの副作用・注意点

キャッツクローは適切な使用をしている限り、基本的に高い安全性が示唆されています。特定の副作用などは見当たりませんが、以下のような報告もあります。

●伝承的に避妊薬として使用されていたため妊娠中の摂取は控える。
●授乳中、子供の使用は安全性が確認されていないために使用は控える。
●掻痒や蕁麻疹などのアレルギー反応を起こす可能性がある。
●全身性エリテマトーデス (SLE) など自己免疫疾患の患者は、使用を避ける。

薬との相互作用に関しては、作用機序的に免疫抑制剤との相互作用の可能性は示唆されるが、一般的な使用の範囲内であれば問題ないとされます。

キャッツクローに含まれる健康成分

キャッツクローに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。

□キャッツクローに含まれる成分(アルカロイド)の効果があると思われるもの
免疫力強化 / ・・・もっと見る
□キャッツクローに含まれる成分(植物ステロール)の効果があると思われるもの
脂質異常症 / 前立腺肥大症 / ・・・もっと見る
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