春菊
春菊【概要】
春菊は鍋物には欠かせない、独特の香りが特徴の緑黄色野菜です。
春菊には葉に切れ込みが少ない大葉、切れ込みが中くらいで香りが強い中葉、切れ込みが多く香りも強い小葉があります。現在流通しているのは、中葉が中心となっています。
春菊は形が菊の某に似ているので、菊菜とも呼ばれています。
春菊の料理方法・調理ポイント
春菊は香りが強いので、下ゆでしてから使ったほうがよいとされています。下ゆでするときには、火を通しすぎないように気をつけましょう。
春菊を鍋に入れる場合は、そのまま使っても大丈夫です。春菊は生で食べることはあまりないので、量をたくさん食べられます。
春菊の選び方
葉の緑色が濃く葉先がピンとしているもの、茎は短く細いもので、葉が下のほうから密集したものを選びましょう。葉が黄色くなっている春菊は避けたほうが無難です。
春菊の栄養成分と効果・効能
春菊のカロテン含有量はほうれん草以上
春菊のカロテン含有量は100g中4500ugと、ほうれん草より多くなっています。
その他にも春菊は脂質や炭水化物、たんぱく質の代謝をスムーズにするビタミンB群のほか、免疫力を高めるビタミンC、血圧を安定させるカリウム、骨や歯を丈夫にするカルシウムやビタミンK、強い抗酸化作用のあるビタミンD、貧血を予防する鉄や葉酸、食物繊維など、多種類の栄養素を多く含んでいます。
春菊は骨粗しょう症の予防や改善するために、積極的にとりたい野菜と言っていいでしょう。
そして、春菊に含まれる食物繊維は100g中に3.2gとかなり多めです。
春菊の保存方法
春菊に含まれるビタミンCは失われやすいので、できるだけ早めに使い切ります。
春菊の保存方法はしめらせた新聞紙に春菊を包み、冷暗所もしくは冷蔵庫で保存しま
す。
春菊を長期保存したい場合は、下ゆでして冷凍保存しましょう。
春菊に含まれる健康成分
春菊に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。
