まいたけ(舞茸)
まいたけ(舞茸)【概要】
まいたけ(舞茸)はサルノコシカケ科のキノコの一種です。まいたけ(舞茸)は野生ではあまりとれないが、人工裁培が確立してからは独特の香りと食感で食材として人気がある。
さらに最近は、まいたけ(舞茸)は薬用キノコとしてその栄養価に注目が集まっている。
まいたけ(舞茸)の有効成分と効果・効能
まいたけ(舞茸)には、タンパク質や糖質のほか、カリウムや鉄などのミネラル、ビタミンB群やビタミンDなどの栄養素が含まれている。
まいたけ(舞茸)にはキノコ類に多く含まれるβ-グルカンの含有率も高い。β-グルカンには、白血球内のマクロファージやナチュラルキラー(NK)細胞を活性化して免疫力を高める働きがある。
間接的にガンなどのもとになるものをなくしていくように働きかけているので「免疫賦括剤」といわれている。
さらに、まいたけ(舞茸)に含まれるグルカン「MD-フラクション」にも抗ガン作用があることがわかっている。
これはグルカンを精製する過程でできる物質。工程の順にA、B、C、D……と付けたところ、Dの工程で得られた物質に最も強い抗ガン作用があった。これにまいたけ(舞茸)の頭文字Mを付けてMD-フラクションと名付けられている。
作用については研究が進められている最中だが、リンパ球、特にヘルパーT細胞(マ
クロファージから外敵が侵入したという知らせを受けると、攻撃のためにキラーT細胞を増やす働きを持つ細胞)の増加やNK細胞を活性化させる作用があるので、免疫機能を高める働きがあることが報告されている。
また、まいたけ(舞茸)独自の「Ⅹ-フラクション」には、糖尿病、動脈硬化の予防や治療に効果があるという。
体内に入ったまいたけ(舞茸)の栄養素は、肝臓からのさまざまな酵素によってコレステロール、ブドウ糖、タンパク質などに作り変えられる。
Ⅹ-フラクションは、コレステロールを作る酵素の働きを阻害する作用があり、さらに、コレステロールが胆汁酸に分解されて排泄されるのを促進する働きももっていると考えられている。
まいたけ(舞茸)の食べ方・摂取方法
まいたけ(舞茸)の効果を十分に得るためには毎日約30~50g摂りたい。
しかし、β-グルカンなどの成分を効果的に摂りたいなら、有効成分を抽出したサプリメントを利用してもいいだろう。粉末の場合、1日に5~6g程度が目安になる。
まいたけ(舞茸)に含まれる健康成分
まいたけ(舞茸)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。