鳩尾(きゅうび)

鳩尾(きゅうび)【概要】

鳩尾（きゅうび）は胸にあるツボです。胸骨の下でみぞおちの上部にあります。ツボは基本的に左右対象ですが、鳩尾は正中線（体の中心を通る線）上にあるツボなので1点のみです。

鳩尾は任脈の経絡に属す15番目の経穴です。

鳩尾は「みぞおち」と読みますが、ツボとしては「きゅうび」と呼びます。このツボは助骨が羽、そして胸骨の一番下にある尖った骨（剣状突起）が鳩の尻尾に似ていることから「鳩尾」という名前が付けられました。

鳩尾のツボは精神安定に効果的なツボとされます。鳩尾のツボ付近には交感神経が多く通っているためで、このツボをやさしく刺激すると、交感神経が活性化され、体の基礎代謝を上げることができると言います。

その為、鳩尾のツボはうつ症状や不眠症、不安感やストレスによる不眠症など精神的な不調を改善する効果が期待できます。

留意点として、鳩尾のツボ付近は人間の急所の一つとなっているので強い刺激は厳禁です。既述の通り鳩尾のツボは交感神経が集まっているため痛覚が敏感なのと、横隔膜近くにあるため強い刺激を加えると危険を伴います。あくまで優しく刺激するように心がけましょう。

▼その他の「胸のツボ」はこちら

鳩尾(きゅうび)の [経絡]

任脈

鳩尾(きゅうび)の [場所]

鳩尾はみぞおちの上部にあるツボです。胸骨（胸の中心の骨）の最下部に尖った骨があります。鳩尾はその骨のすぐ下にあります。

鳩尾(きゅうび)の [押し方・刺激の仕方]

鳩尾は両手の中指を重ねてツボにあてます。息を吐きながら気持よく感じる程度で、静かにゆっくり5秒押して弛めるを5～6回くらい繰り返します。

■鳩尾についてもっと調べる

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