健胃作用
健胃作用【概要】
- 健胃作用とは胃の消化活動を正常にすること。
- 健胃のポイントは胃に負担をかけないこと。
- 健胃作用ある成分はビタミンU、ビタミンP、ムチンなど。
健胃とは健康な胃のことで、健胃作用とは健康な胃にすることです。具体的に言うと、胃の消化活動を正常にして、大腸に負担をかけないようにすることです。胃の調子が悪いと大腸にも負担をかけ、全体的にお腹の調子が悪いという状態になります。
胃は食べた物を数時間にわたって消化するという重労働を毎日行っています。また胃は消化するための胃酸とその胃酸から自分を守るための粘膜をバランスよく分泌するという非常に繊細な活動をしています。
これら繊細かつ重労働な働きは胃を不健康にするリスクと常に背中合わせになっています。特に現代社会では胃に負担をかける要因が多くあるため、健胃も意識して行う必要があるのです。
健胃のポイント
健胃のポイントとは、まずは胃に過度な負担をかけないようにすることです。胃に過度な負担をかけると、胃の運動(蠕動運動)が弱まったり、胃酸と粘膜のバランスが崩れて胃が荒れ、胸やけや吐き気、胃痛、ひどい場合は胃潰瘍になります。
胃に負担をかけないには以下のことに気をつける必要があります。
●規則正しい生活で胃をしっかり休める
●暴飲暴食をしない。
●タバコやアルコールを控える。
●香辛料や脂っこいものを一度に多く食べない。
●寝る前に食事をしない。
●ストレスを発散する。
●疲労を溜めない。
健胃作用に効果的な食品・成分
健胃作用のある成分は次のようなものがあります。
ビタミンU
キャベジンとも言われます。ビタミンUは胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を保護します。
◯ビタミンUを含む食品
キャベツ レタス セロリ アスパラガス 青のり など。
ビタミンP
ビタミンPは毛細血管を強くする作用がり、胃壁の損傷を軽減します。
◯ビタミンPを含む食品
柑橘類 あんず そば など。
ムチン
ムチンは胃の粘膜の損傷を防ぎます。
◯ムチンを含む食品
里芋 山芋 なめこ など。
その他にも納豆や牛乳、ニンニク、大根、しょうが(生姜)なども健胃作用があると言われます。
健胃作用に効果があると思われる食品成分
健胃作用に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。