どくだみ茶(ドクダミ茶)
どくだみ茶(ドクダミ茶)【概要】
主な原料:どくだみ(ドクダミ)の葉
どくだみ茶(ドクダミ茶)の原料であるどくだみ(ドクダミ)は日陰や湿地を好む多年草で、ゲンノショウコ、センブリとともに、三大民間薬といわれてきました。どくだみ(ドクダミ)は昔から、10の薬効があることから十薬(じゅうやく)とも呼ばれ、薬用として重宝されてきました。
どくだみ(ドクダミ)は平安時代にはすでに用いられ、日本最古の薬草書『本草和名(ほんぞうわみょう)』に登場しています。『大和本草』(1709年)には「どくだみ(ドクダミ)を十種の薬の効能があるので十薬という」とあります。しかし、江戸時代頃までどくだみ(ドクダミ)は主に外用薬的な役割で、おできや痔などに用いられていました。
どくだみ茶(ドクダミ茶)は花が咲く初夏に、若葉と茎を天日干しにして作られます。どくだみ茶(ドクダミ茶)はポリフェノールの一種であるクエルシトリンの働きにより、むくみ解消や腎炎・膀胱炎を予防する働きが期待できます。どくだみ茶(ドクダミ茶)は便秘解消や美肌作りに有効とされるため、女性に人気があります。どくだみ(ドクダミ)の生の葉には独特の匂いがあるが、乾燥させるとやわらぎます。それでもどくだみ茶(ドクダミ茶)の匂いが気になる人は、ハトムギ茶など、ほかの健康茶とブレンドすると飲みやすくなります。
どくだみ茶(ドクダミ茶)の主な生理機能成分(推定機能)
●クエルシトリン(利尿、便通促進、消炎)
クエルシトリンはフラボノイド系ポリフェノールの一種です。クエルシトリンはどくだみ(ドクダミ)の葉と茎に含まれています。クエルシトリンには利尿促進、便秘改善や炎症を鎮める効果が期待できます。
●イソクエルシトリン(利尿、便通促進、消炎)
イソクエルシトリンはフラボノイド系ポリフェノールの一種です。イソクエルシトリンはどくだみ(ドクダミ)の花穂に含まれています。イソクエルシトリンには利尿促進、便秘改善や炎症を鎮める効果が期待できます。
どくだみ茶(ドクダミ茶)の期待される効果・効能
利尿促進 抗炎症 便秘改善 美肌効果 むくみ防止 健胃
どくだみ茶(ドクダミ茶)に含まれる健康成分
どくだみ茶(ドクダミ茶)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。