オスモチン
オスモチン【概要】
オスモチンはじゃがいもやトマトなどに多く含まれる植物由来のたんぱく質です。オスモチンは、植物に含まれるファイトケミカルの一種、植物が外敵から身を守るために作られる成分でもあります。
オスモチンは最近になってすばらしい効用が、いろいろと明らかにされています。そのひとつが、メタポリック・シンドロームのメカニズムに深い関わりを持つ、アディポネクチンの受容体を活性化させることです。
アディポネクチンは内臓脂肪の細胞から分泌される物質で、細胞が巨大化すると分泌量が減ってきます。すると、糖代謝異常、脂質異常、高血圧が起こり、メタポリック・シンドロームが進行していきます。
ところが、じゃがいもなどの食物によってオスモチンを摂取すると、それがアディポネクチン受容体に結合して、アディポネタチンの作用を活性化させ、メタポリック・シンドロームの進行を抑え、かつ改善することができます。
さらにオスモチンがすばらしいのは、すでに肥満していてアディポネクチンの分泌量が増えない人や、体質的にアディポネクチンを増やすことができない人でも、アデイポネクチンにとって代わり、同様に働いてくれるところです。まさに、肥満している人にとって、メタポリック・シンドロームを食い止めてくれる〝救世王″というわけです。
オスモスチンの効能・効果
オスモチンには脂肪や糖の燃焼を促す効果が確認されています。具体的にオスモスチンには以下の効能が期待できると考えられています。
●メタポ予防・改善
●高血圧・高血糖の予防・改善
●動脈硬化予防
オスモスチンの摂取方法
オスモチンは植物が外敵から身を守るために作られる成分なので、外皮の近くに多いと考えられています。じゃがいものなかでも、春先に出まわる新じゃがは皮が薄いので、よく洗って皮ごと調理して食べるため、オスモチンを効率よく摂取するのに最適です。
オスモチンの効果があると思われるもの
オスモチンには以下のような効果・効能が期待できます。
■オスモチンが含まれる食品例
オスモチンが含まれる食品には以下のようなものがあります。