チェリモヤ
チェリモヤ【概要】
チェリモヤはマンゴー、マンゴスチンと並ぶ世界三大美果の1つです。チェリモヤの果皮は深緑色のウロコ状というユニークな姿をしています。チェリモヤの乳白色の果肉を口にするとクリーミーな感触とともに甘酸っぱさが広がります。
チェリモヤの原産地はペルー、エクアドルの高原地域になります。チェリモヤは南米アンデス山脈の亜熱帯高地に自生しています。現在はカリフォルニアやスペインなどでもチェリモヤは栽培され、輸入時期は11~6月頃です。日本では和歌山県、宮崎県などでチェリモヤを試験的に栽培しています。チェリモヤの旬は2~5月です。
チェリモヤの果肉には食物繊維が多く、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCやナイアシン、葉酸などのビタミン類を含みます。ナイアシンには代謝を促進する働きがあり、イライラ解消にも役立ちます。葉酸には貧血予防作用があり、その働きはビタミンCによって活性化されますがチェリモヤはビタミンCを含んでいるので効率がよい。その他チェリモヤにはカリウム、カルシウム、鉄などもバランスよく含む栄養価の高いフルーツです。
チェリモヤの選び方のポイント
チェリモヤは果皮が緑色の未熟果で表面に傷のないもの、香りのよいものを選ぶのが良いです。チェリモヤの果皮はもろく壊れやすいため取扱に注意しましょう。
チェリモヤの保存方法
チェリモヤは食べ頃になるまで室温で追熟させましょう。チェリモヤが茶色み帯びてやわらかくなったら冷蔵庫へ入れます。チェリモヤは追熟すると発酵するため、1~2日で食べきるのがよいです。
チェリモヤの種類と仲間
●フィンガープリント
フィンガープリントは果皮は比較的なめらかで、指で押さえたようなウロコ状の模様がある果物です。フィンガープリントは成熟すると黄緑色になり、甘味と香気が強いのが特徴です。フィンガープリントの品種はカリフォルニア生まれのホワイトやハニーハート、日本初の登録品種、粋豊(すいほう)などです。
●アンボネート
アンボネートは果皮色は濃い緑色で、種子が多い果物です。アンボネートにはうろこ状の模様に小さな突起があり、酸味が強いのが特徴です。アンボネートの品種には、カリフォルニアで誕生したビッグシスターなどがあります。
●マミレート
マミレートはほのかに酸味があり風味がよい果物です。マミレートは成熟すると乳頭状の突起がほとんどなくなるのが特徴です。マミレートの品種にはカリフォルニアのセイバーなどがあります。
●ツバキュレート
ツバキュレートは球状の果実です。ツバキュレートはこぶ状の隆起が成熟するとなめらかになってきます。
チェリモヤの主な栄養素(可食部100g当たり)
・カリウム・・・230mg
・マグネシウム・・・12mg
・ナイアシン・・・0.7mg
・葉酸・・・90μg
・ビタミンC・・・34mg
エネルギー:78kcal(100g当たり)
チェリモヤの期待される効果・効能
チェリモヤに含まれる健康成分
チェリモヤに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。