バナジウム
バナジウム【概要】
- バナジウムは超微量元素のミネラルである。
- バナジウムは脂質やコレステロール代謝に働くと考えられている。
- パナジウムは糖尿病治療で注目されている。
バナジウムとは人への必須性が認められていないものの、脂質やコレステロールの代謝に働くと考えられている超微量元素のミネラルです。
バナジウムの効能・効果
動物実験では、バナジウムが脂質を代謝したり、コレステロールの合成を抑制する作用が認められており、人にも有効と考えられています。
バナジウムが不足すると、脂質やコレステロールの動きが悪くなり、血管にコレステロールが蓄積されやすく、動脈硬化になりやすくなると考えられています。
バナジウムが知られるようになったのは「脂肪燃焼」、「便秘解消」、「血圧降下」、「コレステロール抑制」、「血糖値の改善」等々に効果があると言われるようになってからです。これらの効果性から「バナジウム水」や「バナジウム天然水」などの商品も販売されています。しかし、これらの検証はまだ十分でないと考えられており、効果性に対しては更なる研究が必要とのことです。
その中でも注目されているのは、糖尿病の治療にバナジウムが有効かもしれないということです。研究が進められているのは、インスリン依存型の糖尿病で、バナジウムがインスリンと似た作用をして血糖値を正常にするというものです。
その他、アミノ酸の有害代謝物質ホモシステインを抑制する効果も期待されています。
バナジウムの副作用・注意点
バナジウムは通常の食品から摂取する範囲では副作用はないようです。ただし、食品以外での過剰摂取もしくは長期摂取では腹痛、吐き気、疲労感、腎障害など副作用がおきる可能性があるとのことです。
バナジウムの効果があると思われるもの
バナジウムには以下のような効果・効能が期待できます。
■バナジウムが含まれる食品例
バナジウムが含まれる食品には以下のようなものがあります。