マナガツオ(真魚鰹)
マナガツオ(真魚鰹)【概要】
- マナガツオは関西では高級魚とされる。
- マナガツオにはビタミンB1が多く含まれる。
- 新鮮なマナガツオは刺し身が最高。
「西海に鮭なく、東海に真魚鰹なし」という諺があるように、マナガツオは関東地方にはなじみがうすく、関西では好まれている魚です。本州中部以南の海域で、東シナ海に多く分布しますが、日本では瀬戸内海でもっとも多くとれます。
マナガツオは岡山では「ちょおきん」、富山県魚津では「銀代」などの地方名があります。マナガツオは関西地方では高級魚とされる魚です。
マナガツオ(真魚鰹)の栄養成分と効能・効果
マナガツオには特筆するような栄養素はないものの、粘膜の健康に欠かせないビタミンA、疲労回復やイライラを解消するビタミンB1が比較的多く含まれています。また、ナイアシンも含みます。マナガツオは脂肪が少なく、くせのない上品な味わいで好まれる魚です。
マナガツオ(真魚鰹)に期待される効能
マナガツオ(真魚鰹)の主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンA 90ug
ビタミンB1 0.22mg
ビタミンB2 0.13mg
ナイアシン 3.6mg
※カロリー 175kcal
マナガツオ(真魚鰹)の調理のポイント
新鮮なマナガツオは刺し身が最高です。マナガツオに脂肪は少ないのですが、ねとっとした味わいを生かして、〝西京漬け〃などの焼きものが定番です。西京漬けのみそ床は、西京みそ200gに、みりん・酒各大さじ1と1/2。マナガツオは塩をして身を締めてから漬け込む。2日目あたりが食べごろです。
若者向きなら、あさつき・小口切り:こしょう・ガーリックパウダー入りのマヨネーズをのせて焼きます。中華風に、素揚げにして野菜あんをかけてもいいでしょう。
マナガツオは骨も柔らかなのでうす塩をして風干しにして焼くか、素揚げにしてもよいでしょう。
マナガツオ(真魚鰹)の選び方と保存
マナガツオの旬は大阪で厳寒から早春です。体が青黒く光って見えるもので、身が締まっているものを選びましょう。マナガツオの切り身なら、切り口に透明感があって身がだれていないものを選びます。
マナガツオ(真魚鰹)の効果的な組み合わせ
ビタミンA・ビタミンB1が多いので、緑黄色野菜のβ-カロテン、ビタミンC・ビタミンE、ねぎやにらなどのアリシンなどを組み合わせて粘膜の強化や風邪を予防しましょう。
マナガツオ(真魚鰹)に含まれる健康成分
マナガツオ(真魚鰹)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。