ベーコン
ベーコン【概要】
- ベーコンは塩漬けの豚肉を燻煙したもの。
- ベーコンはたんぱく質とビタミンB1が豊富で疲労回復に効果的。
- ベーコンは高脂肪、高カロリー、高塩分なので注意が必要。
ベーコン(Bacon)とは塩漬けの豚肉を燻煙したものです。最もオーソドックスなのはバラ肉で作ったもので、一般にベーコンというとこれを指します。
そのほか、ロース肉を用いたロースベーコン、肩肉を用いたショルダーベーコンなどがあります。ちなみにもも肉の場合はベーコンにはせず、ハムにします。
ベーコンの作り方は、まずベーコンに食塩・硝石をすり込んで、塩漬けにし、熟成させます。塩漬け後、水につけて塩抜きし、燻製にして出来上がりです。
ベーコンの栄養成分と効能・効果
ベーコンはたんぱく質、ビタミンB1の供給源として期待できますが、高脂肪、高カロリーです。脂肪含有量は、ベーコン約40%、ロースベーコン約15%、ショルダーベーコン約12%と、原料肉の部位で異なります。
脂が強すぎたり、カロリーが気になるというときは、熱湯に適したり、から妙りして脂を捨てて使うとよいでしょう。
ベーコンの効果・効能として意外なものがあります。ベーコンは鼻血を止めるのに効果的というものです。これは米国の研究論文によるものですが、グランツマン血小板無力症という血液凝固作用が機能しにくい病気があり、鼻血などの止血が困難になります。
このような場合、鼻の穴にベーコンを入れることが止血に役立つというものです。これは昔、民間療法で行われていたことのようです。この方法は効果的とのことですが、衛生上の危険もあるので、一般の人が行うのは避けたほうが良さそうです。
ベーコンに期待される効能
ベーコンの主な栄養素
たんぱく質 12.89mg
脂質 39.12g
ビタミンB1 0.47mg
ビタミンC 35mg
ビタミンB12 0.7ug
ナトリウム 800mg
亜鉛 1.82mg
オレイン酸 16000mg
※ベーコン100g含有中
※カロリー 100gあたり405kcal
ベーコンの調理のポイント
ベーコンの独特の風味や香りは炒めものやスープに合います。欧米では、肉そのものを味わうより、ベーコンを味だしとして利用されることが多くあります。
ベーコンの副作用・注意点
ベーコンを使う際は、カロリーとともに、塩分にも注意が必要です。ベーコンに含まれる100g中の食塩相当量は2g以上です。
ただし、ベーコンを"西洋のかつおぶし"という人もいるように、ベーコンは強いうまみと風味を持っています。
ベーコン自身に含まれる塩分、そしてうまみや風味で味を補うようにすれば、逆に調味料の使用量を控えることができ、結果として減塩につながることもあります。
ベーコンに含まれる健康成分
ベーコンに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。