中府(ちゅうふ)
肩のツボ
中府(ちゅうふ)【概要】
中府(ちゅうふ)は肩にあるツボです。鎖骨の下側の外端から指2本分下にあります。ツボは基本的に左右対象ですので、中府のツボも左右2点あります。
中府は手の太陰肺経の経絡に属す1番目の経穴です。
中府のツボは雲門のツボに近く経絡も同じことから効果も似ています。
中府のツボは雲門のツボと共に五十肩・四十肩に効果的な特効ツボとしてよく紹介されます。雲門同様、五十肩・四十肩だけではなく中府のツボは肩こりや背中の痛み、腕のだるさなど肩の不調全体に効果が期待できるツボです。
さらに、中府のツボは肺(呼吸器系)の不調にも効果的と言われるのも雲門と同様です。具体的には咳や喉の痛みといった風邪の初期症状や気管支喘息などに中府のツボが用いられることがあります。
また、中府のツボは肌荒れやバストアップに効果的と紹介されることがあります。これは胸部の血行やリンパの流れを良くし、新陳代謝を上げるためといった理由が多いですが、実際の因果関係や効果のほどは不明です。
▼その他の「肩のツボ」はこちら
中府(ちゅうふ)の [経絡]
手の太陰肺経
中府(ちゅうふ)の [場所]
中府は肩にあるツボです。鎖骨の下側を肩に向かってなぞり、突き当たる部分から更に指2本分下辺りのところに中府のツボがあります。
中府(ちゅうふ)の [押し方・刺激の仕方]
中府は反対側の手で肩をつかむようにして親指をツボにあて、気持ち良いと感じる強さで5秒押して弛める、を左右両肩とも5~6回繰り返します。
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