ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)【概要】
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)などの果物は柱サボテンになる数種類の果実をまとめてピタヤといいます。夜中のあいだだけ咲くドラゴンフルーツ(ピタヤ)の白い花は、まるで月下美人のようです。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は赤や白の果肉に黒ゴマのような種子が点在し、見た目はかなりユニークです。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は甘味は強いがさっぱりとした味わいで、食感はキウイフルーツに似ています。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)はメキシコ南部からエルサルバドル周辺の中南米が原産地です。日本に輸入されているのは、コロンビア産やメキシコ産です。ピタヤはスペイン語で、果皮に三角形のうろこ状の突起があることから東南アジアではドラゴンフルーツと呼ばれます。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)にはカリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富です。カリウムは体内の塩分濃度を調整して高血圧を予防し、マグネシウムは骨や歯を丈夫にします。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)には他にも造血に欠かせない鉄や、味覚を敏感にする亜鉛、骨の形成にかかわるマンガンなどを含みます。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)には食物繊維も多く、腸の働きを活発にするので便秘改善にも役立ちます。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の選び方のポイント
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は見た目よりもずっしりと重みのあるものが良いとされます。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の果皮についている突起が短くて太いものや縦ジワがあり、先端に割れ目のあるものが良いです。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の保存方法
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は常温で1~2週間くらいもちます。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は冷蔵庫で保存すると出したときに傷みが早くなるので避けましょう。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の主な栄養素(可食部100g当たり)
・カリウム・・・350mg
・マグネシウム・・・41mg
・マンガン・・・0.09mg
・亜鉛・・・0.3mg
・ビタミンC・・・7mg
エネルギー:50kcal(100g当たり)
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の主な生理機能成分(推定機能)
●アントシアニン(抗ガン、血糖値上昇抑制、視力改善)
アントシアニンは水溶性の色素成分です。アントシアニンは抗酸化物質に属し抗酸化作用で発ガンを抑制する働きがあります。またアントシアニンは血糖値の上昇を抑制し、糖尿病を予防します。その他アントシアニンには視力向上にも効果があるとされます。
●アルブミン(重金属解毒)
アルブミンは血液中に最も多く含まれるたんぱく質の一種です。アルブミンは体内に入った有害な重金属を解毒し、排出を促進させる働きがあるとされます。
●食物繊維(整腸、抗ガン、循環器疾患抑制)
食物繊維は腸内善玉菌を活性化させる便秘などに効果があります。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の期待される効果・効能
疲労回復 高血圧予防 便秘改善 ガン抑制 動脈硬化予防 解毒作用 視力維持改善 骨の強化
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の種類と仲間
●レッドピタヤ
レッドピタヤは紅皮赤肉種のドラゴンフルーツ(ピタヤ)です。レッドピタヤはホワイトピタヤに比べて水分を多く含みます。レッドピタヤは甘味が強く、香りがよい。レッドピタヤの赤い色素にはポリフェノールが含まれています。レッドピタヤは沖縄県で多く栽培されており、流通量も多いです。
●ホワイトピタヤ
ホワイトピタヤは紅皮白肉種のドラゴンフルーツ(ピタヤ)です。ホワイトピタヤはメキシコ原産でレッドピタヤに比べて甘味が少なく、やや酸味が強いのが特徴です。
●ゴールデンピタヤ
ゴールデンピタヤは黄皮白肉種のドラゴンフルーツ(ピタヤ)です。ゴールデンピタヤはコロンビア産で他の2種類に比べてやや小ぶりです。ゴールデンピタヤはほどよい甘味と酸味があり、さわやかな味わいが特徴です。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)に含まれる健康成分
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。