コーヒー
コーヒー【概要】
- コーヒーは薬として扱われていた。
- コーヒーに含まれるカフェインは脳や精神に作用する。
- コーヒーは副作用もあるので注意が必要。
コーヒーはエチオピアが原産の飲みもので、アラビアからヨーロッパに伝来した当時は、薬として珍重されていました。日本には江戸時代にオランダから伝えられましたが、一般の人が飲むようになったのは明治以後です。
コーヒーにはブルーマウンテン、モカ、キリマンジャロ、マンデリン、グァテマラ等、200種類以上の品種がありますが大きくはアラビカ種とロブスタ種に分かれます。さらにコーヒの飲み方にもカフェ・オレ、カフェ・ラテ、カプチーノ、エスプレッソなど様々な飲み方があります。
コーヒーの栄養成分と効能・効果
コーヒーの主な成分は窒素化合物、カフェイン、クロロゲン酸、タンニン、油脂などです。コーヒーの人体への効能は非常に多種多様で、ヨーロッパでは、はじめ薬として用いられたのもうなずけます。
コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経に働きかけ、精神を活発にし、脳の働きを高め、気分の高揚にも役立ちます。
また、濃いコーヒーには気管支拡張作用があり、喘息発作の症状をやわらげます。これはカフェインが体内で分解されると、気管支拡張剤として使用されているテオフィリンなどの化合物に変わるためと考えられています。
そのほかコーヒーには利尿作用、虫歯予防などの効果もあります。
コーヒーに期待される主な効能
コーヒーの主な栄養素(100g中含有量)
ナイアシン 0.8mg
カリウム 65mg
マグネシウム 6mg
カフェイン 4.0g
タンニン 12.0g
※カロリー 4kcal
コーヒーの選び方と保存
挽いたコーヒーは風味が早く薄れるので、豆のまま購入して、飲む直前に挽いて使用するようにしたほうがよいでしょう。
コーヒー豆や粉は、光と空気を遮断するように不透明なガラス容器に入れて冷蔵庫か、冷凍庫で保存をします。
コーヒーの副作用・注意点
いつもコーヒーをたくさん飲んでいる人が飲むのをやめるとカフェインの禁断症状で、頭痛、イライラが起こることがあります。コーヒーを飲むと治まりますが、あまり飲みすぎないようにしましょう。
飲みすざると心臓病を促進させるという研究もあります。また、弱い催奇形性があるといわれていますので妊娠している方は極力コーヒーの摂取は避けましょう。
コーヒーに含まれる健康成分
コーヒーに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。