ヤマモモ(山桃)
ヤマモモ(山桃)【概要】
ヤマモモ(山桃)は下痢止め、あせも、かぶれなどに効果が期待できます。
ヤマモモ(山桃)は江戸時代中期に書かれた『本朝食鑑(ほんちょうしょくかん)』にも楊梅酒(ようばいしゅ)がのせられているぐらい、古い果実酒原料のひとつで、これを飲むと「食を消し悪気を除く」としています。
古くは、中に堅い核のある果実をモモといい、山に生えるからヤマモモ(山桃)といわれたそうです。楊梅とは果実がダイコンソウ(水楊梅)の果実に似て、ウメの味がするので中国でつけられた名前です。現在、四国の徳島や高知では、野生から改良した品種もあり、徳島ではヤマモモ(山桃)が県木とされています。
ヤマモモ(山桃)の赤紫色に熟した果実(6~7月)は甘酸っぱくておいしいものですが、糖分10%、有機酸(クエン酸など)1%、ミリセチン(ルチン同様の血圧降下作用がある成分)などが含まれているので、生食したり、楊梅酒として飲めば食欲増進や不眠症、貧血症、冷え症、疲労回復などに役立ちます。
ヤマモモ(山桃)の樹皮にはタンニン(渋)が多く含まれているので、下痢止めに5~10gを水300ccで濃く煎じて食後に3回に分けて温服します。一層濃く煎じた液はさましてからあせもやかぶれに塗布したリ、うち身などに冷湿布します。
ヤマモモ(山桃)に含まれる健康成分
ヤマモモ(山桃)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。
□ヤマモモ(山桃)に含まれる成分(クエン酸)の効果があると思われるもの
食欲不振 / 利尿作用 / ストレス / 肝臓 / 筋肉痛 / 肩こり / 食欲増進 / ・・・もっと見る
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