きんかん
きんかん【概要】
- きんかんはビタミンCとヘスペリジンが豊富。
- きんかんは皮ごと食べるので栄養摂取率が高い。
- きんかんは水溶性食物繊維も多く含む。
きんかんは中国原産のミカン科の常緑樹です。日本へは鎌倉時代の未ごろに渡来し、福間や和歌山など温暖な地域で栽培されました。
きんかんはミカンの中ではもっとも小さい果実で、甘味と栄養分の集まった皮ごと食べるのが特徴です。果物の栄養は果皮に含まれていることが多いため、皮ごと食べるきんかんは栄養摂取率が高い果物と言えます。
きんかんの栄養成分と効能・効果
きんかんには「風邪が流行るときんかんが売れる」のたとえのあるように、風邪の民間薬として知られています。それはレモン果汁とほぼ同じ量の、抗菌作用があるビタミンCを含み、また、ビタミンPの本体ヘスペリジンも含んでいるからです。
ヘスペリジンはきんかんの果皮に多く含まれています。この成分はビタミンCの吸収をよくするほか、毛細血管を強くする働きがあります。
このため風邪予防はもとより、動脈硬化・高血圧にも有効に働きます。加えて、のどの炎症を鎮める成分もあります。扁桃腺が腫れてしまったときには、のどにやさしく作用し、癒してくれます。きんかんの旬は冬ですが、出回る秋には、風邪よけにたっぷり食べましょう。
そのほか、きんかんにはβ-カロテン、ビタミンE、さらに果物としては珍しくカルシウムが多く含まれています。
また、きんかんの皮や果肉の袋など歯ごたえのあるところの多くは食物繊維です。きんかんにはこの食物繊維も多く含まれており便秘に効果的と言えます。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維がありますが、きんかんには両方含まれています。水溶性食物繊維が他の食物に比べ多く含まれているのがきんかんの特徴です。不水溶性食物繊維は直腸性便秘を悪化させるリスクがあるのに対し、水溶性食物繊は直腸性便秘にも弛緩性便秘にも効果的ですので、便秘解消には非常に効果的と言えます。
きんかんに期待される効能
・動脈硬化
・高血圧
・風邪
・せき
・たん
・のどの痛み
・美肌
・便秘
きんかんの主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンC 49mg
ビタミンE 2.6mg
カリウム 180mg
食物繊維 4.6mg
カルシウム 13.6mg
※カロリー 71kcal
きんかんの調理のポイント
きんかんは甘露煮にすると風邪のときに重宝します。きんかんをその1.5~2倍量の氷砂糖で煮つめるだけです。きんかんは、よく洗って楊枝でプツプツと穴を開け、最初に弱火で30分ほど煮てから氷砂糖を加え、甘味をつけます。煮汁にもエキスが出ているので捨てずにお湯に溶いて飲むとよいでしょう。
きんかんの選び方と保存
きんかんは表面がなめらかで、手にもったときに重量感のあるもの良いとされます。
きんかんに含まれる健康成分
きんかんに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。
