さわら(鰆)
さわら(鰆)【概要】
- さわらはたんぱく質やビタミン類が多い。
- さわらには豊富なカリウムが含まれている。
- さわらは尾の側の方が美味しい。
さわら(鰆)は北海道南部から本州沖合、瀬戸内海、東シナ海と広く分布・回遊しています。さわらの体側に多数の青褐色の斑紋があり、成長すると細長い形で全長1mにもなる大型魚です。さわらの幼魚を「さごち」や「さごし」と呼ぶ地方もあります。
さわら(鰆)の栄養成分と効能・効果
さわらには優れたたんぱく質のほか、さば同様ビタミンB2、ナイアシン、カリウムをたっぷり含みます。旬にはEPAやDHAもたっぷり含まれています。
なんといっても、豊富なカリウムがこの魚のセールスポイントです。カリウムは塩分の弊害をカバーし、血圧を下げる効果があり、高血圧の予防には効果的です。また、カリウムは心臓機能・筋肉機能をコントロールしているといいます。
野菜やくだものなど幅広くに多く含まれているカリウムですが、さわらも100g中490mgと「にんじん」や「にら」などにも引けを取りません。不足しやすいミネラルですから、高血圧・食塩摂取の多い人、ストレスの多い人は努めてとりましょう。
ビタミンB2は脂質と糖質の代謝に関与し、成長を促進し、口内炎や口角炎を防ぎます。別名・美容ビタミンとも呼ばれ、たんぱく質と一緒に働き、美肌をつくります。ナイアシンは皮膚と精神のビタミンです。
さわら(鰆)に期待される主な効能
さわら(鰆)の主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンB2 0.35mg
ナイアシン 9.5mg
ビタミンD 7ug
カリウム 490mg
※カロリー 177kcal
さわら(鰆)の調理のポイント
調理のポイントは、うす塩をして水分を抜いてから調理することです。旬の「寒さわら」の刺し身は絶品といいます。
新鮮なさわらが入手できたら、身厚に切って試みるといいでしょう。またさわらは尾の側のほうが美味です。さわらの切り身を買うときは注意をして買いましょう。
さわら(鰆)の選び方と保存
さわらの旬は冬から春です。鰆と書くように春にかけて旨くなる魚です。背の斑紋がくっきりとし、腹部がしっかりと締まったものが新鮮です。
さわら(鰆)に含まれる健康成分
さわら(鰆)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。