スクワレン・スクワラン
スクワレン・スクワラン【概要】
スクワレンとは深海ザメエキスの主成分で、主にアイザメの肝から採取した肝油に含まれている。
スクワレンは酸化しやすいため、酸化しにくく科学的に改良したものがスクワランです。スクワランは主に化粧品やサプリメントなどに使われています。
アイザメの肝油中に含まれるスクワレンの量は約70~85%と、ほかの深海ザメと比べても群を抜く量である。
サメは水深1000mを超える光もとどかないほど深海の高水圧、低酸素の過酷な環境でも生息できるが、その秘密はサメの巨大な肝臓にあると言われます。スクワレンの効果・効能はその強力なサメの肝臓に由来すると考えられている。
ちなみにアイザメの肝臓の重さは体重の4分の1を占め、さらにその4分の1が肝油である。
スクワレンは日本で近年(大正時代)になって深海ザメの体内より発見された。当初より、皮膚への湿潤性や浸透性が高く、無色・無臭でのびもよいため、化粧品など主に外用に利用されてきた。
その後、体内での効用が認められるようになり、現在は食品化されサプリメントや化粧品として利用できるようになったのです。
スクワレン・スクワランの効果・効能
スクワレン・スクワランは酸素を補給すると考えられており、そのため各臓器の機能を高めて健康維持や増進につながると推測されている。
スクワレン・スクワランが肝細胞に酸素を供給して活発化させることで、特に肝機能障害を改善すると期待されている。
また、スクワレン・スクワランは皮膚細胞への湿潤性や浸透性の特質は、外用として肌をうるおすばかりでなく、内服すれば潰瘍や炎症を起こしている胃の粘膜などにも働き、改善させると考えられている。これは火傷や裂傷の治癒、痛みの緩和にも通じる効用である。
スクワレン・スクワランの摂取方法
サプリメントとしてのスクワレンは、天然の肝油を採取した後、それに減圧蒸留処理を行い精製し、主にスクワランとして錠剤やカプセル状されるのが一般的です。
また、外用としてもスクワレン・スクワランは各種栄養・薬用クリームや口紅、ファンデーションなどの化粧品、医薬軟膏や座薬に利用されている。
スクワレンは深海ザメの肝油にあるだけではなく、人体の中でも作られており、皮脂に存在している。
さらに綿実油やオリーブオイルなどにも含まれているので、食品からも摂取可能な成分です。
これらはコレステロールに働きかけ、新陳代謝を高める作用があるといわれている。ただし、こうした食品のスクワレン含有量は、アイザメの肝油には遠く及ばない。
スクワレン・スクワランの効果があると思われるもの
スクワレン・スクワランには以下のような効果・効能が期待できます。
■スクワレン・スクワランが含まれる食品例
スクワレン・スクワランが含まれる食品には以下のようなものがあります。