CPP(カゼインホスホペプチド)
CPP(カゼインホスホペプチド)【概要】
- CPP(カゼインホスホペプチド)はカゼイン由来のペプチドの一つ。
- CPP(カゼインホスホペプチド)はカルシウムなどミネラルの吸収を促進する。
- CPP(カゼインホスホペプチド)はミネラル類と一緒に摂るのが効果的。
CPP(カゼインホスホペプチド)とは牛乳などの乳製品などに含まれているたんぱく質・カゼインが分解・消化される途中に生じるペプチドの一つです。
ペプチドとはたんぱく質がアミノ酸に分解される途中の状態のものでアミノ酸の小規模な集合体のことを言います。
CPP(カゼインホスホペプチド)は一般的に「カルシウムの吸収を助ける」、「骨を丈夫にする」などといわれている成分であり、特定保健用食品(トクホ)への表示が許可されている成分のひとつでもあります。
CPP(カゼインホスホペプチド)の効能・効果
CPP(カゼインホスホペプチド)の一番の効能・効果はカルシウムや鉄などのミネラルを溶けやすくして、吸収を高めるということです。そのため、CPP(カゼインホスホペプチド)は骨や歯を強くする、骨粗しょう症や貧血を予防・改善するといった効能・効果が期待できます。
インスタント食品や加工食品などに多く含まれるリン(リン酸イオン)は腸においてカルシウムと結合し、体内への吸収を阻害する作用があります。CPP(カゼインホスホペプチド)はその結合を抑制しカルシウムが体内への吸収をスムーズにする効果があるのです。
尚、CPP(カゼインホスホペプチド)にはカルシウムや鉄などのミネラルの吸収は促進しますが、単独では意味がないのでそれらミネラル類と併せて摂取しましょう。
また動脈硬化や脳卒中、ガンなどもカルシウムをはじめとするミネラルが関わっているとされているため、CPP(カゼインホスホペプチド)はそれらの予防にも効果があると考えられているようです。
CPP(カゼインホスホペプチド)の効果があると思われるもの
CPP(カゼインホスホペプチド)には以下のような効果・効能が期待できます。
■CPP(カゼインホスホペプチド)が含まれる食品例
CPP(カゼインホスホペプチド)が含まれる食品には以下のようなものがあります。