手足のしびれ
手足のしびれ【概要】
手足のしびれには一時的な血行障害によるものと病気など健康障害によるものがあります。
長く正座をしていると、足がしびれることがあります。足の神経を圧迫することで一時的な血行障害が起こり、その部分にしびれ感が生じるためです。このような場合は、少し動いていると血行が回復し、しびれ感は自然になくなります。
一時的な血行障害によるしびれはそれほど深刻ではありませんが、それとは別に病気など健康面の要因によるしびれがありますが、こちらは注意が必要です。これ以降は病気など健康面によって引き起こされる”しびれ”に関して記載します。
足のしびれの原因
病気がもたらす足のしびれとしては、糖尿病性神経障害が疑われます。初期にはビリビリとしたしびれ感があり、進行すると感覚が鈍くなり、感覚麻痺から皮膚の潰瘍や壊疽にいたることもあります。糖尿病でしびれ感がある人は、早期に医療機関で診察を受け、治療計画に基づきながら血糖コントロールを行いましょう。
また、骨粗しよう症で骨が変形してくると、神経にも影響が及んで、足のしびれが起こることがあります。この場合は、骨租しょう症のケアが必要になります。
病気以外の足のしびれの原因には活性酸素があります。体内で活性酸素が増えると神経障害が生じ、足のしびれが起こりやすくなります。
活性酸素が増える要因は、お酒の飲みすぎ、たばこ、食品添加物、酸化した調理油の使いすぎ、過度のストレス、強い殺虫剤や洗剤の使用、排気ガスなどです。思いあたることを改善し、活性酸素を減らす抗酸化作用が高い成分(緑黄色野菜など)を意識してとりましよう。
加えて、ビタミンB1・ビタミンB12の不足も、足のしびれの原因になります。ビタミンB1・ビタミンB12の多い食物は次のようなものがあります。
●ビタミンB1
豚肉
大豆・大豆製品
●ビタミンB12
レバー
青背魚
牡蠣
あさり
しじみ
ほたて
手足のしびれに効果があると思われる食品成分
手足のしびれに効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。