セロリ
セロリ【概要】
- セロリは高血圧などに有効なカリウムを多く含む
- セロリの栄養素は茎より葉の部分に多い
- セロリは古くから整腸作用・強精作用で知られていた
セロリ(Celery)はセリ科の野菜で、原産地はヨーロッパです。セロリには清正人参、オランダミツバなどという別名もあります。
セロリは古代ギリシャ・ローマの時代から、薬用・香料として用いられ、特に整腸作用、強精作用のあることで知られていたようです。17世紀に入るとセロリは食用として栽培されるようになり、今日に至ります。
セロリの有効成分と効果・効能
セロリにはβ-カロテン、ビタミンC、ミネラル類がまんべんなく豊富で、また、食物繊維、カリウム(塩分の排泄を促し、血圧を下げる)も多く含まれています。
セロリは不足しがちなカリウムの補給源として大切な野菜です。
セロリの独特の香りはセダノリッド、セネリン、アイピンという成分によるもので、食欲増進・ストレス解消・頭痛軽減などに効果があります。
またセロリは生理不順、更年期障害の改善、肝臓の強化などにも有効な野菜と考えられています。さらにセロリにはビタミンUが含まれているとされ、便秘予防をはじめとする整腸作用が期待できます。
栄養素は茎より葉の部分にあり、サラダには茎の部分を使いますが、葉にもβ-カロテンやビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCが多く含まれています。
セロリの選び方
セロリの旬は春から初秋です。切り口にポツポツ穴のあいているものはす入りで古いセロリです。茎は平たいものより「の」の字型に巻き、盛り上がっていて光沢があるものが良品です。
セロリの調理ポイント
利尿作用で高血圧などに有効なカリウムは水溶性の成分で、煮た場合の損失は30%といわれています。セロリをカリウムの補給源にするときは生食か、煮汁ごと食べる料理にしましょう。
また葉の部分にも栄養が含まれていますので、捨てずに刻んで味噌汁やスープに入れたりしましょう。天ぷらもオススメです。
セロリに含まれる健康成分
セロリに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。