いさき
いさき【概要】
- いさきにはビタミンDとビタミンB12が比較的豊富。
- いさきにはカリウムも豊富。
- 新鮮ないさきは「洗魚」で。
「夏の庶民派魚」の代表のいさきは、東北以南、東シナ海、台湾などに分布し、口の中が赤く、左右の目の間がせまいのが特徴です。いさきの若魚には瓜(うり)のような黄色い縞があります。
いさきの栄養成分と効能・効果
いさきには豊富なカリウムの他は、目立った栄養はないのですが、消化のよいたんぱく質とビタミンA・ビタミンB群を比較的多く含みます。
たんぱく質は体を維持し、発育を促進するほか、ホルモンや酵素、免疫物質などを作る重要な栄養素です。また、カリウムと同じように塩分を排泄する働きもあるため、高血圧をはじめとする生活習慣痛には有効な成分です。
ビタミンB12は葉酸の補酵素としての役割があり、悪性貧血を予防します。
ビタミンDは、骨や歯の発育には欠かせないカルシウムの吸収をよくするビタミンです。特に、成長期の子ども、骨粗しょう症を予防しなければならない中高年の女性は積極的な摂取が望まれる栄養素です。
いさきに期待される効能
いさきの主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンA 41ug
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB12 5.8mg
ナイアシン 410mg
ビタミンD 15ug
※カロリー 127kcal
いさきの調理のポイント
新鮮で大きいいさきは「洗魚」にすると美味しい。小ぶりないさきなら塩焼きで。ほのかな甘味と磯の香りがあいまっておいしいものです。いさきの煮魚にはしょうがを用いるとおいしいです。
いさきの選び方と保存
いさきの旬は晩春から夏です。新鮮なものでも目はくもっていますが、できるだけ目玉の黒く澄んで、エラが鮮やかな赤色をしているものを選びましょう。そして、いさき特有の色・薄茶色がしっかりして体にはりがあるものが良いとされます。
いさきに含まれる健康成分
いさきに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。