ロイシン
ロイシン【概要】
- ロイシンはBCAA(分岐酸アミノ酸類)のひとつである。
- ロイシンは筋肉に深い関わりを持つアミノ酸。
- ロイシンは過剰摂取すると免疫力が弱くなる。
ロイシンは必須アミノ酸(人間の体内で合成することのできない、食物からとらなければならないアミノ酸)のひとつで、1日の必要量が必須アミノ酸中で最大です。
しかし、いろいろな食品に含まれているので、制限アミノ酸(食品のタンパク質を構成する必須アミノ酸のうちで、含有量が基準値に満たないもの)になることはあまりないようです。
ロイシンはスポーツ選手には欠かせない成分と言われ、筋肉に深い関わりを持つアミノ酸です。ロイシンはイソロイシン、バリンとともにBCAA(分岐酸アミノ酸類)と総称される筋肉の代謝に欠かせないアミノ酸とされています。
ロイシンの効能・効果
ロイシンはBCAAの一つですが、BCAAは主に「筋肉の構成」「筋肉へのエネルギー供給」「筋肉の消耗を抑制」といった効果・効能があります。簡単に言うと、BCAAは筋肉をつくり、筋肉の持久力を増し、疲労を抑える働きがあるということです。
このBCAAの中でもロイシンは「筋肉の構成」「筋肉の消耗を抑制」に大きく関わっていると言われています。
その他、ロイシンには肝機能を高めたり、食欲不振を軽減する食欲増進作用があることも報告されています。
ロイシンを含む食品
ロイシンは牛肉、レバー、七面鳥、ハム、牛乳、プロセスチーズ、カッテージチーズ、ひき割りとうもろこしをはじめ、多くの食品に含まれています。その他の食品にも多く含まれており、通常は不足することはありません。
ロイシンの過剰症
ロイシンを摂り過ぎると他のアミノ酸のバランスをくずし、免疫機能の低下をひきおこすことになります。幅広い食品をとり、偏らない食生活をすれば問題はないでしょう。
またロイシンを同じBCAA(分岐酸アミノ酸類)のイソロイシン、バリンより多くとりすぎると体重が低下するという報告もあります。
ロイシンの効果があると思われるもの
ロイシンには以下のような効果・効能が期待できます。
■ロイシンが含まれる食品例
ロイシンが含まれる食品には以下のようなものがあります。