高野豆腐(凍り豆腐)
高野豆腐(凍り豆腐)【概要】
- 高野豆腐と凍り豆腐、凍み豆腐は同じもの。
- 高野豆腐(凍り豆腐)にはカルシウムが豊富に含まれる。
- 高野豆腐(凍り豆腐)とビタミンDを一緒に摂るのが効果的。
「高野豆腐」は高野山で製造された「凍り豆腐」で両者は同じものです。同様のものとして「凍み豆腐」というものもあります。その他にも「ちはや豆腐」「連豆腐」という呼び名もあります。
高野豆腐(凍り豆腐)は豆腐を凍結乾燥させた豆腐の保存食です。高野山では精進料理として扱われていたとのことです。
高野豆腐(凍り豆腐)の栄養成分と効能・効果
高野豆腐(凍り豆腐)の主成分はたんぱく質と脂質です。たんぱく質は豆腐の約9倍、脂質は約8倍です。食物繊維はごぼう並という含有量です。鉄分、カルシウムもたっぷりですが、高野豆腐(凍り豆腐)は乾燥品ですから、1回の使用量を考えると豆腐と同じくらいの栄養価&効用と考えてよいでしょう。
高野豆腐(凍り豆腐)に含まれる栄養特性のカルシウムは、ご存じのように、骨租髭症を予防する栄養素ですが、アメリカ人に骨租髭症が多いのは、高脂肪食がカルシウムの吸収を阻害しているからではといわれています。
カルシウムは、炭水化物のご飯と、たんぱく質を含むおかずと一緒にとると吸収がよくなるといいます。
和食をステージにする「高野豆腐(凍り豆腐)」は、カルシウム食材としては優秀なのです。カルシウムの吸収を高めるビタミンDを含む魚介類を主菜にすれば理想的な栄養摂取となります。
高野豆腐(凍り豆腐)に期待される効果
・癌(ガン)
・便秘
・整腸作用
・骨粗しょう症
・骨の強化
・歯の強化
・貧血
・アンチエイジング
高野豆腐(凍り豆腐)の調理のポイント
高野豆腐(凍り豆腐)には脂肪が多いので、乾物とはいえ酸化で劣化します。湿気を帯びさせない、あまりの長期保存は避けるなどの注意が必要です。
また、製造の際に用いた重曹などを除くために、ぬるま湯を充分吸わせてしばらく放
置し、水中での押し洗いをしてください(直接煮れるものは、この手間はなし)。水を含んでもどすと約6倍になります。
高野豆腐(凍り豆腐)の効果的な組合せ
まず、高野豆腐(凍り豆腐)に不足しているビタミン類を取り入れるために緑黄色野菜を一緒にとりましょう。
次にカルシウムと鉄を生かすには、たんぱく質の強化と、吸収を高めるビタミンDを組み合わせるとよいでしょう。その成分の量を兼ね備えているのは、さけ・かれい・むつ・うなぎの蒲焼きなどの魚介類です。
高野豆腐(凍り豆腐)に含まれる健康成分
高野豆腐(凍り豆腐)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。