おかひじき
おかひじき【概要】
- おかひじきは近年、栄養豊富な野菜として注目されてきた。
- おかひじきはβ-カロテンを多く含む。
- おかひじきはガンの予防効果が期待されている。
おかひじきはアカザ科の1年草で、原産地はシベリア、中国、日本。おかひじきの旬は夏で、日本では各地の海岸の砂地に自生して、江戸時代から庶民が食用にしてきました。
つやのある緑色の茎に細い針状の菜がつき、全体の形が、海草のひじきに似ているところから「おかひじき」の名がついたようです。しかし、明治以降、洋野菜に押されて忘れられていた野菜でした。しかし、近年、β-カロテンなど多くの栄養素を含む健康野菜として再び注目されている野菜です。
おかひじきの効能・効果
最近になっておかひじきはβ-カロテンやビタミンC、カリウムが豊富で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルもバランスよく含むところが注目され、健康野菜として再び食卓に登場しはじめています。
粘膜の健康を維持するβ-カロテンは100g中3300ugを含み、小松菜や春菊並に高いのが評価されます。カルシウムの150mgは、小松菜と同じくらい含まれ、ビタミンCは21mgでかぼちゃの約半分程度です。これらの成分と葉緑素の相乗効果で、おかひじきはガンをはじめとした生活習慣病の予防には効果的な野菜です。
おかひじきの具体的な主な効能
・癌(ガン)
・動脈硬化
・風邪
・便秘
・整腸作用
・疲労回復
おかひじきの主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンA 550ug
ビタミンC 21mg
カルシウム 150mg
カリウム 680mg
※カロリー 17kcal
おかひじきの調理のポイント
おかひじきはシャリッとした歯ざわり、くせのない、淡泊な味が特徴です。サラダやあえもの、揚げものにおいしい素材です。おかひじきをゆでるときはたっぷりの沸騰湯で2分ほどゆで、ざるに広げてさますのがポイントです。
おかひじきの選び方と保存
おかひじきは濃い緑で、葉先までピンと尖るようにしてみずみずしく、葉の肉質が充実したものが良いとされます。保存はおかひじきをポリ袋に入れて野菜室で冷蔵しましょう。
おかひじきの効果的な組み合わせ
豊富なβ-カロテンとビタミンCの効用を生かすためにビタミンEやたんぱく質を一緒にとりましょう。
おかひじきに含まれる健康成分
おかひじきに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。
