ソーセージ
ソーセージ【概要】
- ソーセージとは挽肉を腸詰した食品の総称。
- ソーセージにはたんぱく質、ビタミンB群が豊富。
- ソーセージは高カロリー、高脂肪、高塩分なため注意が必要。
ソーセージ(sausage)とは塩漬けのひき肉を羊や豚など動物の腸に詰めた食品の総称です。
ソーセージには様々な種類がありますが、日本で一般に最もなじみが深いのは、ウィンナーソーセージ、フランクフルトソーセージなどのスモークドソーセージでしょう。
【主なソーセージの種類】
●ウインナーソーセージ
オーストリア・ウィーン地方が発祥地のソーセージ。原料は豚肉と牛肉。
ケーシングは羊腸。
●フランクフルトソーセージ
ドイツ・フランクフルト地方が発祥地のソーセージ。原料は豚肉。
ケーシングは羊腸。
●ボロニアソーセージ
イタリア・ボロニア地方が発祥地のソーセージ。原料は豚肉と牛肉。
ケーシングは牛の小腸や盲腸。
●リオナソーセージ
フランス・リヨン地方がが発祥地のソーセージ。原料は豚肉と牛肉。さらに
角切り豚脂肪やグリンピース、レッドピーマン、チーズなどを加える。
ケーシングは牛腸。
●サラミソーセージ
イタリアのドライソーセージ。豚肉、牛肉、豚脂肪を細かく挽いたものに、
香辛料や赤ワインなどを加える。燻煙を行わず(ドイツでは燻煙する)、
自然乾燥させる。
●チョリソー
スペインのドライソーセージ。豚肉を細かく刻んだものに塩及びニンニク
やパプリカなどの香辛料を加えて腸詰し、自然乾燥させる
また、ソーセージの製法にもいくつかの種類があります。代表的なのは燻煙させるスモークドソーセージです。サラミソーセージに代表されるドライソーセージは長時間かけて乾燥させたもので、独特の風味があります。
最近人気の生ソーセージと言われるフレッシュソーセージは、まったく加熱していないソーセージです。生肉同様の扱いをし、必ず火を通して食べます。
ソーセージ(スモークドソーセージ)の作り方は概ね次の通りです。1.肉を挽肉にする。2.塩を混ぜ合わせた後、香辛料などで味付けをする。3.腸詰をする。4.燻煙・加熱して出来上がり。
※カロリー 100g(ウインナー)あたり321kcal
ソーセージの栄養成分と効能・効果
ソーセージの栄養成分は原料などによって少しずつ異なりますが、いずれにもたんぱく質、ビタミンB群などが含まれています。
豚肉を使った場合は、たんぱく質、ビタミンB1が多く含まれており、疲労回復や精神安定に効果的です。
またビタミンB12が豊富に含まれ、鉄分も比較的多く含まれているので貧血予防などにも効果が期待できます。
またオレイン酸も多く含まれており、コレステロール抑制作用があることから、動脈硬化や高血圧を予防する効果が期待できます。しかし、塩分やカロリーがとても高いため食べ方によっては逆効果になりますので注意が必要です。
ソーセージに期待される効能
ソーセージの副作用・注意点
ソーセージは総じて脂質が多く、高カロリーです。塩分も多めで、たとえばウインナーソーセージ3本で約1gの塩分をとることになります。この点に注意して、上手に利用したいものです。
塩分対策にはカリウムを含む食材をつけ合わせすることがオススメです。カリウムを含む食材には「ほうれん草」「里芋」「芽キャベツ」「春菊」などがあります。その他、最近では減塩ソーセージなども販売されていますので利用してみるものも手です。
ソーセージに含まれる健康成分
ソーセージに含まれる健康成分には以下のようなものがあります。