タチウオ(太刀魚)
タチウオ(太刀魚)【概要】
- タチウオ(太刀魚)にはEPA・DHAが豊富。
- βカロテンとビタミンEを一緒に摂って記憶力UP。
- タチウオ(太刀魚)表皮は模造真珠に。
太刀に似た姿から、タチウオ(太刀魚)という名がつけられたといいます。平たく細長い形で、ウロコはなく、表皮は銀色の粉(グアニンによる)に輝き、1mにもなる大型の魚です。
日本では、北海道から西日本、東シナ海まで広く分布して、群をなして大移動しながら生息しています。タチウオ(太刀魚)の全身を包んでいる銀色の粉は模造真珠に使われています。
タチウオ(太刀魚)の栄養成分と効能・効果
目立った栄養素はみられませんが、比較的多い脂肪には、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立つEPA、記憶力や集中力を高め、ボケ防止も有効なDHAが含まれています。旬は脂ののった夏で、そのころがEPA・DHAも増加しています。
そのほかには、ビタミンA・ビタミンDも含まれます。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康に欠かせません。ビタミンDは、カルシウムの骨への定着に必要などタミンです。
タチウオ(太刀魚)に期待される効能
・動脈硬化
・風邪
・骨の強化
・歯の強化
・疲労回復
・精神安定
タチウオ(太刀魚)の主な栄養素(100g中含有量)
ビタミンD 14ug
ナイアシン 3.9mg
DHA 1400mg
EPA 970mg
※カロリー 226kcal
タチウオ(太刀魚)の調理のポイント
刺し身、塩焼きが一番といわれる魚ですが、洋風・韓国風にも合う食材です。韓国
風なら、にんにく・ねぎ・ごま・赤唐辛子・酒・砂糖・しょうゆ・ごま油のタレにつけてから焼き、つけ汁をからませて仕上げる料理。洋風なら、にんにくをきかせてトマト煮込みなどがおいしい。
タチウオ(太刀魚)の選び方と保存
初春から夏。もっとも脂がのって旨いのは夏。銀色の表皮が鏡のように輝いていて、皮のグアニン質が鮮明で傷がないこと。身が固いもので、1m前後のものが美味です。切り身の場合も同様で、表皮のチェックをしてください。
タチウオ(太刀魚)に含まれる健康成分
タチウオ(太刀魚)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。